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ベトナムで男児に肺移植 岡山大学病院が移植チーム派遣

2017年02月15日
岡山大学病院臓器移植医療センターの大藤剛宏教授をチーフとする肺移植チームは2月14日、鹿田キャンパスで会見を開き、重い肺の病気に苦しむ6歳男児への肺移植手術を、ベトナムの首都ハノイにある軍医大学病院で行うと発表しました。
 男児は、肺に空洞ができて膿(うみ)がたまり、呼吸不全などを引き起こす難病・嚢胞(のうほう)性線維症を患っています。今回、父と叔父から片肺の一部の提供を受ける生体両肺移植を実施します。岡山大学病院らの肺移植チーム計29人が渡航。医療器具なども日本から持ち込み、〝岡山大学クオリティ〟で手術を行います。
 大藤教授らは昨年10月以降、ベトナムに2回渡航し、男児を診察するとともに医療機関の設備等を確認。ベトナムからも医師と看護師が岡山大学病院の肺移植を3例見学して、今回の手術に向けて準備を重ねてきました。
 会見で大藤教授は「病気に苦しむ患者さんに国境は関係ない。幼い命を救うため、ベトナム初の成功を目指したい。術前から術後まで、全力をあげてサポートを行う」と話しました。
 岡山大学病院の肺移植は国内最多の164例(2017年2月現在)を実施しており、世界トップクラスの成功率を誇っています。岡山大学病院の肺移植チームは2011年、スリランカ初の肺移植に成功。海外での肺移植手術は今回が2例目です。

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